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2025 2 26 水曜日
孤独の考察
寂しいという苦しみとうまく付き合うメソッド
人類がひとりになったらその人物は何を感じるか、想像してみる
シュレディンガーの猫のように自分が生きて存在していることが不確かになる。
自傷行為や、破壊行為でなんとか確かめようとする。幻も見るかもしれない。
もうひとり誰か人がいれば、その視線やコミュニケーションで自身の輪郭をくっきりさせてくれるのに。
それが寂しさと、それを埋めたい欲の構造だとする。
輪郭をくっきりさせる方法と、寂しさについてくる欲求をどうにかする方法を試してみた。
人に触れられるというのは単純に強い効果がある。もしその機会がなくても他の方法として
肌感覚に集中することでその効果は得られる。なでる風。移ろう気温。冷たい雨。
人の視線。高い音や低い振動。服の繊維の細かさ。空気の匂い。
それらに集中すれば、少しづつ輪郭はくっきりしてくる。
寂しいと感じた時、輪郭を確かめたい欲が同時に生まれる。
その欲が叶わないうちは苦しみ続ける。
まずは感情と欲求を分別する。寂しいから埋めたい。寂しいと埋めたい。
寂しい感情はコントロールできないが、埋めたいという欲求は手放せた。
断食の時と少し似ている。体は食べたがっているが、頭は食べなくても良いと考えている状態。
まず身体的な対処で少し余裕を作り、感情と欲求をしっかり分ける行程で、私の場合は平常に近づけている。
弱い時にしか見えてこないことがたくさんある。苦痛と弱い状態をセパレートしてその景色を眺めたい。
本当は、輪郭や境界なんかなくなったらいいという本音はまだ手放せない。

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